パリ13区(Bd. Arago)のブロカント | 2020/02

ここに来るのは4ヶ月ぶりだ。

霰が地面を叩きつける暴風雨が、2時間に1度くらいやってくるという変な天気がパリでは続いている。この日も同じような感じで、いつ雨が降るかと空模様を気にしながら出かけた。

軍ものディーラーGのスタンドで、ヘンプ地のジャケットが目に入った。

1930年代ヘンプ地ジャケット

ネズミ色に薄汚れて、あちこちに大胆に黄色いシミが入っていて、ヨレヨレなのだけれどいい雰囲気。思ったとおり、1930年代くらいのものだと言われた。

「今朝はもっといいのがいっぱいあったのに、もう全部売れちゃったよ」とGは言うけれど、このジャケットが気に入ったのでいいのだ。

帰宅してすぐにボタンを外して漂白剤に浸け、翌日に洗濯。左襟の穴は補修。

肩幅が狭くてシュッとした細長いシルエットで、袖をまくって羽織るとすごくカッコいい。


ときどき買い物をする女性店主の衣類スタンドでは、1980年代あたりのシルク地シャツを1枚買った。

1980年代シルクシャツ

パステル調のエメラルドグリーンと言えばいいのかな、軽やかできれいな色だ。白いボトムスやジャケットと合いそう。


この後、ヴィンテージ衣類ディーラーLのスタンドに行ったら、まもなく暴風雨が始まった。商品をテント内に避難させるのを少し手伝い、店番を5分まかされ、ついでに雨宿りもさせてもらった。