パリ20区(Cours de Vincennes)のブロカント | 2020/02 その2

ディーラーLのところで初めて見た時から気になっている、アール・デコ時代の黒いトップ。状態が完璧というわけではなかったのと、値段が高いのとで購入を見送ること数週間。

その黒いトップの画像がSNSに投稿されていたので、誰か他の人に売れてしまうのではと急に焦って、前日と同じ20区を再訪した。

着なくてもわかる、絶対に似合うタイプの形なのだけれど、念のために着てみる。やっぱり似合う。Lにも「これは最初から、あなたに似合うし買うだろうと思ってた」と言われる。

この日の用事はこれだけだったので他は見ずにさっさと帰宅し、すぐに裁縫箱を出してきて修理にかかった。

1930年代のレース地トップ

1930年代の品物。これは、レース地と言っていいのだろうか?下に何を着るかによっていろいろ楽しめる。

1930年代のレース地トップ

見てのとおり繊細な作りで、首回りが半分弱ほどちぎれているのを、前の持ち主が白糸で縫ってあった。それを注意ぶかく外して、黒い糸でつないだ。

これは焦って着ると事故が起こる。ショルダーバッグの直掛けは厳禁。上着の着脱時にも引っ掛けないよう気をつけなければ。