20区のブロカントの後、メトロで移動して15区へ。
3年ぶりだ、この通りのブロカントに来るのは。
親友Hさんにあらかじめ連絡してあったので、駅前で落ち合って一緒に回る。
ここに出店しているのは紙ものディーラーのDだけだとわかっていたので、彼女のスタンドへほぼ直行。
どこかで見たような気がする、赤い本がある。
印刷デザインの業界誌「Caractère, le magazine de l’imprimerie」の1950年2月号である。この赤い本の存在は、ひと月前に買ったCrous-Vidalの本について調べていた時に知ったんだった。
表紙はCrous-Vidalのデザインで好きだけれど内容がわからないし、高かったので、その時は買わず。
それが、今日こんなところで見つかるとは!しかもだいぶ安くしてくれた。
Crous-Vidalの特集ページ。フランスの地方名をデザインしたタイポグラフィーの中に、ペイ・バスクのBearn(ベアルン)があることに、いま気づいた。
撮影の時、この印刷機のハンドル部分に顔認識ピントが来ていて面白かった。機関車トーマスっぽいな。
印刷機と印刷工房の広告主が多い。
書体の大御所、LINOTYPE社の広告も。
当時の最新式印刷機の仕組みの図解特集。
これは紙見本。全く変色もなく、鏡面はツヤツヤだ。
裏表紙は漆黒マット。