日本でのブロカント | 2019 その2

日本で買った古い品々の記録、その2。

1900年ごろのベスト

東京に行くたびに寄っている店で見つけた、1900年頃のベルベット製の婦人用ベスト。

1900年ごろのベスト

珊瑚みたいな、稲妻みたいなモチーフがカッコいい。


1940年代ドイツ軍ボーダーカットソー

高円寺で買った、1940年代のドイツ軍のボーダーカットソー。

1940年代ドイツ軍ボーダーカットソー

裾がかなり長くて、膝上近くまである。紳士物のワークシャツは裾が長いのだ、作業中に背中が出ないようにできている。


大江戸骨董市では、明治末期の広告入りの紙風船に心を射抜かれた。

明治末期の目薬の広告紙風船

コカイン水、という悪い冗談みたいな製品名の目薬だ。表面麻酔作用のある成分でも入っていたのかな。とても効きそうな感じの、目力あふれるイラスト。

1900年から1920年ごろの招き猫

小さな招き猫を2匹。

左は去年見つけた招き猫にそっくりなミニサイズ、1900年ごろの瀬戸物でしょうと。背中に大きな怪我をしていたので、パリに戻ってすぐに和紙を重ね貼りして手術をした。

右のマットな肌の方は1920年代ごろのもので、珍しく右手を上げている。輪郭がシュッとして、なんとなく洋風な雰囲気に見える。


1960s Peugeot Michelin maillot cyclisme

東京郊外の古着店で買った自転車競技用ユニフォーム。1965年から1975年まで存在したPeugeot-BP-Michelinというプロチームのもので、3社のロゴ入り。

1960s Peugeot Michelin maillot cyclisme

メリノウールのニット製(イタリア製だとかいう情報も見つけた)で、濡れても驚く速さで乾いた。ファスナーが硬いので取り替えるべきか考え中。


6年前にお膳を買った(毎年元日のおせち料理ごっこに登場する)奈良の小さな骨董店で、華奢な塗り箸を5膳見つけた。ままごと用かと思うほど細いのだが、長さは人間用サイズだ。大正時代あたり。

大正期の塗り箸

大阪の古着屋では、Levi’s501の66後期モデルを発見。サイズが合うのは買っておかないと後悔する。それにしてもめちゃくちゃ脚の長い人が穿いていたんだな、これ。

Levi’s501 66後期
Levi’s501 66後期

これでヴィンテージのリーヴァイスは2本になった。


番外編 古くないものの買い物

セレクトショップSilver and Goldの南船場店で、3年前から買う買うと言っていたトゥアレグのブレスレットを、とうとう買った。

トゥアレグ ブレスレット

ここの品ぞろえはすみずみまでセンスが良くて、毎年寄るのが楽しみだ。
お店のオリジナルの裏編みの靴下を夫がとても気に入っているので、来年は2足ほど買い足そうと思う。


私は彫刻家はしもとみおさんの大ファンなのだが、なんと今回、ガチャガチャを偶然見つけた。

1回目に2度回して両端の2匹を当て、2回目の訪問時にも2度回して中央のを2匹当てた(中央2匹のうち1匹は母にあげた)。

今回もいっぱい買い物をしたもんだ。来年のためにまたはりきってバリバリ働くのだ!