車を出すから一緒にプロヴァンまで行こう、という夫の親友の提案に乗って、6月末に3人で行って来た。パリ東駅から電車に1時間半も乗れば着く場所なのだが、なんとなく行きそびれて数年が経ってしまっていた。
プロヴァンの手前のNangisには、ブロカント目当てで行ったことがある。もう8年も前なのか。
駐車場の近くの屋根付き休憩所では、小学生が100人ほど、昼食の真っ最中だった。観光バスが何台も停まっている。ぎりぎりオフシーズンの平日の昼間でこれなら、週末は恐ろしく混むのだろうな。
最高気温が37度という酷暑の日で、手持ちの水はさっさと飲み干してしまった。
Tour CésarやÉglise Saint-Quiriaceのある標高の高い側はVille Hauteと呼ばれていて、いかにも旧市街という雰囲気の石造りの街並み。
面白いのは、商店が地下にあったこと。本屋も雑貨屋も、入り口から地下に降りると売り場に到着する。どこもとても涼しかった。
Saint-Quiriace教会の中が快適な涼しさで、もうそこから外に出る気が全く起きなかった。
小学生の遠足軍団が去ったタイミングでTour Césarに入ったのは16時過ぎ。まだまだ非常に暑い。
ダンジョンの最上階まで続く階段通路の幅がとても狭くて、夫の親友(身長195cm)は途中で「無理マジで通れない」と小声で叫んでいた。私でも肩を斜めにしないと通りづらい。甲冑を身につけてここを通れたとすると、中世の人は本当にミニサイズだったんだな。