パリ13区(Bd. Vincent Auriol)のブロカント | 2019/06

なんと4年も来ていなかったらしい、13区の高架下のブロカント

古い本と印刷物を売るスタンドの店頭の箱の中に、大きなPARISの文字を見つけた。

地図かと思って手に取ると、パリの観光名所ガイドだった。なんとなく1950年代を思わせるデザイン。

中を開いてびっくり。エッフェル塔、凱旋門、パンテオン、ノートルダム大聖堂、サクレクール寺院、サントシャペルが、それぞれ浮き彫りのプレートになっている。上部の逆三角形の穴は、ペンダントにできるようにという配慮かな。なんとなく、昔のお菓子のおまけを思わせるような材質。

解説文はフランス語、英語、ドイツ語の3ヶ国語併記である。

裏表紙の男性2名の顔写真、よく見ると目を閉じている… l’Association d’Aveugles Civils、盲人市民協会の創設者の文字に、今これを書いていて気づいた。

そうか、目の見えない人が触れて建物の姿を感じられるように、浮き彫りのパネルを作ったのか!どうりで、レリーフの表現がえらく細かいなと思ったのだ。

1956年8月4日に375フランというメモがあるので、1950年代の読みは当たっていた。


軍物Gのスタンドで、M47の小さめサイズを2本発掘。5月に買ったのと同じ1962年以降の後期モデルと、さらに珍しい1950年モデルも見つけた(写真は割愛)。