3月半ば、パリ4区でのブロカント。
1930年頃のオーブン皿。似た雰囲気のオーブン皿はすでに2つ持っているのだが、これは22 x 15cmという、めずらしい小さなサイズ。1-2人用の料理にちょうど良い。
中世の古い城壁を思わせるデザイン。
こちらはCoulant de sautoir(またはcoulisseau de sautoirとも)、全長140-160cmほどのネックレス用の留め具だという。
親指の爪くらいの大きさで、ペンダント・トップに見えるのだけれど、
裏側に、チェーンをはさむ金具が付いている。
1930年頃の品で銀メッキ製、眼はルビーでできた、アール・デコなデザイン。
ネックレスのチェーン部分はネットで探した、ほぼ同時代のもの(奥に留まっているのは、別に購入したツバメ型のcoulant)。
このチェーンは、閉じた長いネックレスの一部に、ものを引っ掛けられる開閉式の金具がついた形。「男性の懐中時計用チェーンの女性版」のようなものだと思うと、なるほど納得。
金具に時計や他の小物(鍵とか?)をつけて首から下げ、小物の部分はポケットに入れる。長いチェーンがぶらぶら動くと邪魔で危ないのでcoulantで留めていた、という解釈をしているのだけれど、当時の画像がなかなか出てこない。