初めて訪れた18区のブロカント。
数年前に来た時には、青空市しかなくてがっかりしたのを覚えているのだけれど、当時は最寄駅を勘ちがいしていたよう。
この道はほぼ3駅にまたがっていて、意外に長いのだ。
前週にエルヴェ・モルヴァンのデッサンを買った、紙もの専門スタンドの女性を見つける。
品ぞろえは先週とほぼ同じみたいから、特に買うものはなさそう… と思った途端、紙とは異質な密度の、透明感のある物体が視界に入った。
ガラス窓の装飾画。
それぞれ全くちがう意匠で10枚強あった中から、うまく対になりそうな、騎士の絵の描かれた2点を選ぶ。
パリ近郊のVal-d’Oise県の、マナー・ハウスの装飾窓ガラスだそう。