5月8日。パリ北西郊外の町、Sannoisでのブロカント。
「初めて行く町だ、ワクワク」とSaint-Lazare駅から電車で20分、着いてみたら駅前の風景に見覚えが… 2年前にも来たんだった。
1度来たことのあるブロカントは、規模も雰囲気も分かっているのでリラックスして回れる。
久しぶりに、ラヴィエ(オードヴル皿)を購入。2-3年前は、毎週のように見つけていたものだ。
アール・ヌーヴォー風の模様から、19世紀末頃の品かな。
楕円の長辺の両端をとがらせたところに、作者の美意識を感じる。
ちょっとした変化が、物の形に緊張感とリズムとか色っぽさを与えるのだよね。
陶器の蓋付きボトルの底には、PERRIERの文字。そう、あの炭酸水ペリエの、昔のボトル!
コカ・コーラ瓶ほどグラマーではないけれど、有機的でいい曲線。
こういう小さな蓋つきボトルは、自家製ドレッシングを入れて冷蔵庫に保存するのに便利。
さて、ペリエの瓶を買った後、同じスタンドの隅の方に、好みの姿の小さな椅子を発見。
直線的な形、黒い金属製の平たい脚、座面の模様、ネジのデザイン…
全ての要素が、アール・デコ好きの私のツボを直撃する。
しかも折りたためる!
持ち運び用のハンドルまで付いているこちら、釣り用の椅子だそうで。
売り主の男性の祖父の納屋から出て来たらしく、1930年代の物。釣り用の椅子なんて、初めて見た。