4月14日に訪れた、パリの南東郊外の町、Limeil-Brévannes。
朝から荷物を持って出かける用事があったので「ブロカントに行く前に、荷物を置きに1度帰宅しなきゃ… 面倒だな」と前日につぶやいたら、夫が駅のホームまで荷物を引き取りに来てくれると言った。いい人だ…
ここに来るのは3度目なのだが、年々、面白さが半減しているような印象。
左はL’IDEALEの保存瓶、1940年頃の物。
右はアペリティフ酒として知られるワインベースのヴェルモット、Dubonnetのボトル。当時のラベルが綺麗に残っている!
この物憂げな猫の表情に、パリジャンのデカダンスを感じる。瓶底が「これでもか!」という勢いでえぐれているのもいい。
L’IDEAL保存瓶に付いている、陶製の蓋。この蓋が好きで、瓶を集めているようなものだ。
ガラス瓶のほかには収穫なしか… と思ったら最後に、ふきんをたくさん見つけた。
赤と緑のチェック柄のふきんには、Brasseries Nord-Europe Lille-Armentièreと織られている。北フランスのブラッスリーで使われていた、業務用のよう。
生成り地に線と文字入りの方は、
水色「グラス用」
青色「食器用」
赤色「手を拭く用」
昔の人は、3つの用途別にふきんを区別していたのだ。
今は食洗機が普及しているので、「食洗機に入れられないクリスタル製グラス用」と「手をふく用」の2枚を使い分ける家庭が多い。