パリ北西郊外の町、Levalloisでの、毎年開催の大規模なブロカントへ。
前回得た教訓により、町の中心に近い方の駅で下車。
ところが着いてみると人影はまばらで、行列のできるパン屋も休業、なんだか様子が変。市役所周りも静かで、またガセネタだったか… と悲しく歩いていたら突如、目に入った、ブロカントの宣伝ポスター。「セーヌ川沿いにて開催」とな!喜び勇んで川の方に向かうと、スタンドが並ぶ光景が現れた。
ままごと用の平皿。同じシリーズを、すでに3枚持っている。
夢に思い描いた蓋付きテリーヌ型、理想通りの完璧な状態。
売り主は60代位の女性で、これは彼女の祖母の代の物だというので、19世紀終盤から20世紀初頭ごろの品であろう。ここまで好みにピッタリな物に出会うとは思わず、かなり興奮した。
金庫も密かに探していた。欲しい物って、忘れた頃にふと見つかるから面白い。
全面に針で引っ掻いたような模様がある。
なぜ金庫を探していたかと言うと、裁縫箱として使いたかったから。
フランス版カニかまSurimiの黄色いプラスチック箱に入れていた裁縫用具を丸ごと引っ越したら、見事にぴったりサイズ。これにて、長年(少なくとも6年?)の裁縫箱クエストは終了!
皿のふち模様のデザイン画、こういうの大好き。金色の絵の具がていねいに塗られた左半分と、塗られていない右半分。