Sucy-en-Brieのブロカント

半月前の日曜日。

RERのA線でSucy-Bonneuil駅から歩いて8分の町、Sucy-en-Brieのブロカントへ。

学校沿いの道に300近いスタンドが並ぶ。アジア人は私だけだったような。

昔のままの古い学校、この建物自体が骨董品だ。

アルミ製の道具をたくさん購入。

木の持ち手つきミルク缶、大きなカップ。
2段に分かれる容器は、弁当用のジャーみたいにも見える。

陶製の本体に木蓋の付いた、マッチ入れ。
最近見た映画の中で、ヒロイン宅の台所の壁に同じタイプのマッチ入れがかかっているのを見つけ、なんだか妙に感動した。

金色のクリップ。よく見ると、目盛りが細かくついている。
CHADWICK MEASURE-CLIP HEMMERという文字と、1/2から3までの数字。
用途を訊いたら、裾上げの長さを測るために、紳士服店で使われた道具だという。

L’IDEALEのガラス製保存瓶。
今までに買った物と比べると細身で小さくて、素晴らしく良い状態。

売り主の男性は、スタンド横にテーブルを出して、友人達と昼食の真っ最中だった。春がやって来たと実感する、ブロカントでの微笑ましい光景。

好みのアルミ製のレードルが集まる星回りだったようで、あちこちで1つずつ買っていたら、最後にはこんな数に。でもやっぱり、どの子もかわいい!

同じ町のブロカント出身だからか、家族みたいに雰囲気が似ていて面白い。
奥の、木の持ち手の2本は全く別々の所で見つけたのに、まるでセットのようだ。

食品保存用の蓋付き瓶で、蓋が健在な物は珍しい。
ちょうどいい小さめの物が2個も見つかった。
あちこち曲がった形で、これぞ昔の庶民の道具の魅力。

白い方は味噌入れにした。