1年半ほど前に同じ大通り沿いのブロカントに来ている。
今回は、14区アレジア駅側での開催。
ボタンが整然と留められ、流麗な手書き文字でデザイン名と品番が書かれた厚紙が数葉と、それらをまとめていた表紙が、売りに出されていた。
細工と意匠の細やかさにしばし見入っていると、どこからか年配の男性が現れて、真剣に物色を始めた。これは先手必勝、さっさとスタンドの主に価格を訊き、欲しい分を選ぶ(出来れば台紙ごとまとめ買いしたかった!)。
1900年頃のボタン行商人の商売道具で、ボタンのデザイン見本帳なのだそう。
これを持ってボタン工房を回り、同じデザインの物を発注していたのだって。
花とか鳥とかイカリとか、好きなモチーフばかり選んだ。
この後、別のスタンドで、ブルガリア軍の調理人用チュニックと、イギリス軍のスカーフを買い足した。