大晦日の食事の記録。
ホタテのサモサ、マンゴーチャツネ添え。
クリスマスに余ったフォアグラ、Picardの冷凍ホタテ、コリアンダーをブリックで包んで、オーブンで焼くだけ。シャンパーニュにぴったりなので、年末に1度は作る。
器は、数年前にヴァンヴの蚤の市で買った小さなグラタン皿。
去年の大晦日に段取りを失敗した教訓を胸に、12月30日の午前中に出向いたのに、また目的の物(今回は仔牛のオルロフ)が売り切れだった、ボンマルシェ食品館。
残る数少ない品の中から、仔牛の詰め物ローストFlanc de veau farciを購入した。
「Flanc(フラン)」というのは料理法のことかと思ったら仔牛肉の部位だった。腹部で脂がほとんどない、あっさり上品な味。
詰め物にはバジルとトマトが混ぜ込んであって、色合いもいい。
ル・クルーゼの鍋で70分ほど火を通し(オーブンより鍋での調理を薦める、と言われた)、根セロリのピュレをつけ合わせに。
煮汁の残りは翌日、煮込みパスタにしたら、これまたおいしかった。
器はMontereauのオクトゴナル。
去年はケーキも買いそびれてパリをさまよい歩いたので、ビュッシュを注文しようとHugo & Victorに寄る。が、目当てのビュッシュはすでに予約を締め切っていた。
他のビュッシュにはイマイチ惹かれず、Pavlova d’hiverというケーキを注文。
パヴロヴァという代物を知らなかったのだが、メレンゲにフルーツを組み合わせた、最近人気再燃のデザートらしい。「冬のパヴロヴァ」なので、フルーツには栗が選ばれているのだが、何のことはない、これは大きめのモンブランに大きなメレンゲをくっつけたケーキだ。
白の分量が多いと見た目が華やかで良いけれど、食べるにはちょっとメレンゲが多すぎる。
脚つきの器は、このごろ出番の多い、19世紀のジアン。