フランス海軍で使われる真鍮製の笛で、Sifflet de Boscoという。
鞘に入った豆のような、なんとなく愛嬌ある姿をしている。
細い管を上にして、親指と人差し指で下から支え持ち、先端の球体部分は掌のくぼみに包むようにして使うらしい。
中指と薬指と小指が笛に触れない形の時は高音、触れる形の時は低音が出る、と。5種類の音の出し方を組み合わせて、伝達事項を表現する。
1904年当時の資料によると、例えば「長音1回に短音1回」で、「右舷の乗組員は全員デッキへ集合」だったとある。
まだ本気で試し吹きをしていない(結構うるさい)が、ひっそりした森にでも行く機会に、試してみたい。
最近観た海賊ドラマの中に出て来た時には興奮した。昔から同じタイプの笛を使っているんだ!どこの国の海軍の笛も似たようなデザインのようなので、起源が気になる。