先週の土曜日の続き。
Capucines大通りの後に訪れた、10区のBonne-Nouvelle大通り。
繊細な模様の、銀メッキ製デザートフォーク&スプーン。
ちょうどいい感じに古いカトラリーが、そうそう見つからない上に、めったにバラ売りしてもらえないのだが、これは1組だけポツンと売られていた。
柄の裏側にDeniseという女性の名が、流れるようなスクリプト書体で彫られている。
群青色のガラス製の、盃みたいな小さなオブジェ。
インク壺にしては変だなと思ったら、眼の洗浄用具だった。
今までに何度か見かけたものの用途不明だったのだけれど、謎が解けてスッキリ!1950-60年頃の品だとか。
いつか眼が痛くなった時には、これを使って洗うのだ… と思ったが、彫りの深い西洋人の眼窩にフィットする形だったら、ちょっと困る。
半熟卵を食べる時に使うCoquetier(コクティエ)。Creil & Montereau窯製。
そして、焼き物好きの夫が目ざとく見つけて教えてくれた、Cul noirの大皿。
直径36cm、高さ7,5cmの特大サイズ、売り主の男性によれば、1830-50年頃の品だと。
青みがかった涼しい白色で、すでに持っているものと比べるとやや薄く、スラッとした印象。
150年間、よく無傷で生きていたものだ。まさかパリの真ん中でキュ・ノワールに出会えるとは思わず、心臓がバクバクした。
2つのブロカントを堪能後は、インド人街パッサージュ・ブラディのレストランでカレーを食べて、帰宅。
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