シャンゼリゼ大通りにあるデンマーク料理レストランFlora Danicaで、ロンドンから出張中のE&K夫妻、在パリのフィンランド人デザイナーのAとJ、ウィーンから出張中のMさんと私の、計6名で夕食。
北欧デザイン好きにとっては、天国のようなインテリア。
ここの常連であるE&K夫妻と、北欧人のAとJ、全員がイチ押しの料理は、Saumon grillé à l’unilatéral(鮭の片側グリル、24,80ユーロ)。ピント合ってないけど。
薄い皮はパリっと香ばしく焼かれ、厚い切り身にはグラデーションで火が通り、最上部は生の状態。白ワインPinot grisとの相性も言うことなし。
日本の甘酢漬けのような、なつかしい味のキュウリのマリネに、香り高いセロリのピュレ、つけ合わせもていねいに作られている。
レストランに入る前からこれにすると決めていた、ルバーブのデザート。
数年前に初めて来て食べた時に強烈においしかったので、絶対にまた、あれを食べようと。
前回と盛りつけ方は変われど、おいしさは相変わらず。
ルバーブの酸味、ベリー類のソース、黒パンのカリカリ(黒パンを砕いて蜜を絡め、オーブンで焼いたのではないかと想像)が三位一体の完全無敵、席向かいのMさんと「おいしいですねー」を何度、くり返したことか。
フランスにも素朴なルバーブのタルトやジャムはあるけれど、こんな洗練された味のデザートには、そうそうめぐり合わない。