パリ3区のブロカントの後編、2日目の記録。
前日に買い物をしたグラス専門業者ではない、また別のスタンドで見つけたグラス。
18世紀終わり頃の品だそう。
半年前に2脚買って以来、ほぼ毎日使っている角張ったグラスが、これで4脚になった。
同じスタンドで、刺繍入りのコットン製ふきんも買った(1950年頃?)。
幾何学的な織り模様が、Johanna GullichsenのモチーフのDorisを思わせる。
20世紀初頭の手作りパジャマ(ベッドリネンのリサイクル)で、状態の良い物を見つけた。それぞれ別々のスタンドにて購入、1つは濃いグレーに後染めされている。
ディズニー映画「白雪姫」がフランス初上映の1938年に作られた、小さな牛乳飲みコップ。下部に©W.D.Pの印があり、ウォルト・ディズニー・プロダクション公認商品である。
昔は、こういう小さなコップが子供たちに配られたらしい。
牛乳の販促おまけ品?
同じく白雪姫で、こちらは別の絵柄。
同じ年に出たはずなのに、キャラクターの顔つきがだいぶちがうような… と思ったら、こちらには©W.D.Pの文字がない。ということは、正式にライセンスが下りる直前の品かも知れない(でもこっちの方が絵がうまい)。
色づかいが全く子供っぽくないのがいいな。
さて今回の大物、19世紀サヴォア地方の農家の厩舎で、馬番に使われていたベンチ(わが家で全体を撮るのは、これが限界)。
幅24cm、長さ118cm、高さ50cm。
ちょうどいいサイズで気に入るデザインで、かつ私が買える価格の木製ベンチというのは、なかなか見つからないのだ。
特にすぐ必要ってわけじゃない、が、「これを逃すと次は何年後に出会えるのだ、買うのじゃ!」という脳内の知らない人のささやきに従い、現金を下ろしてきて購入。
ふた股に分かれた脚のデザインが、サヴォアっぽい。
とりあえず今は玄関先に置いて、待合室ごっこを楽しんでいる。
夏の間にサンドペーパーで手入れした後、しかるべき位置に収まってもらう予定。
ブロカント帰りにこれを抱えて(夫が抱えて)駅に向かっていた時に、「あ、それチチの所で買ったでしょう!絶対そうだ!」と、通りすがりのカップルの女性の方に言われた。売り主の友人らしい。あの人、ティエリー(愛称チチ)っていう名前なんだな。