Joinville-le-Pontとパリ13区(Bd. Arago)のブロカント

土曜日の朝から出かけた、パリ東郊外の町、Joinville-le-Pont。
RERのA線のJoinville-le-Pont駅を降りると、長袖を重ね着していても肌寒い、曇り空。

ここには1度来たこともあるし楽勝、と地図も印刷せずに行ったら、道に迷った。

携帯電話の電波をかろうじて拾い、Googleマップのおかげで目的地に到着。
最初から、手ぶらの家族づれが行く方向に、流されてついて行けばよかったのだ。

川沿いの静かな住宅街で、朝からカヌーを楽しむ人たちがちらほら。
歩道にならぶスタンドの他、自宅の庭を開放してガレージセールをしている人も。

一軒家の小さな納屋に、20個以上のSoupière(スーピエール、蓋と持ち手のあるスープ用の器)が並んでいたりして、楽しい。

1時間くらいで全部を見終わった。スタンド数は200強くらい。


続いて向かったパリ13区。
空模様が怪しくなってきて、ちょっとあせる。
途中で強い通り雨が何度かあったものの、無事に全スタンドを制覇した。

ヒイラギの模様の皿を数枚。
ヒイラギはフランス語でHoux(ウー)という。なんとも間の抜けた音である。

全部同じ模様かと思ったら、赤い実のとオレンジ色の実のと、2種類がまぜこぜだった。

さらに興味ぶかいことに、同じ型で同じ柄の皿なのに、Lunéville製とSarreguemines & Digoin製(Digoin Sarregueminesというのはよくあるけれど、逆の順の刻印は初めて見る)のものが混在。あちこちの工房に同じデザインの器を作らせていたのか。

ガラス製の哺乳瓶。
去年の秋以来、久しぶりに好みの質感のものを見つけた。表面が凸凹で、手作り感にあふれている。

ラヴィエ(楕円形のオードヴル皿)。
地色が品良く変色していて、紺色で描かれたふちの模様が、繊細で愛らしい。
Terre de Fer GIENの刻印。

小さい菱形の皿は、ままごと用のラヴィエ、Moulin des Loupsのもの。
(以上、Joinville-le-Pont)

3色で描かれた絵が素敵な、Lunéville製のデザート皿。

グラデーションの黄色に花柄の器は、蓋なしのティーポットだと思われる。
底面に「771」の刻印。
(以上、パリ13区)