パリ2区(Pl. de la Bourse)と9区(Bd. Haussmann)のブロカント | 2015/03

証券取引所前の広場で、定期的に開催されるブロカントへ。
ほぼ2年ぶりの訪問。

そこから徒歩5分弱、オスマン大通り沿いのブロカントにも続けて立ち寄った。

使うあてもないのに、じわじわと集まってゆく卵立て。

この愛嬌ある坊やと、バッチリ目が合ってしまった。
卵を載せると急に人間らしくなる。

横顔は意外にも、アゴなしの絶壁くん。
卵の白身の肌色に黄身の髪色なのだと思われるが、この殻の色だとちょっとカツラっぽいね。

ミシュランのガイド、1900年版の再版本。
去る西暦2000年に、発行100周年記念のために作られた特別付録だったようだ、知らなかった。

レストランガイドではなくて、宿泊施設・ガソリンスタンド・修理工場の有無など、市町村の情報が記された、車で旅行する人向けのお役立ちガイド。

車の部品名称、分解と手入れの方法などが、イラスト入りで最初の数ページ続く。
最後の方には見開きで、左ページに月齢と毎日の日の出・日の入りなどの自然情報、右ページにガソリン消費量やオイルの状態などを書き込める表が。

風通しの良すぎる乗用車の広告。
馬車に毛が生えたようなスタイル。

続けて寄ったオスマン大通りのブロカントでは、布用の木製版下を見つけた。
大工道具のような物がたくさん寄せ集まった、なんとも奇妙なデザインである。

目が詰まっていてとても硬い木材に、どうやってこんな細かい彫りを施したのか不思議。1940-50年あたりのものではないかと言われた。
自立するので、彫刻作品として楽しめる。