東京で忙しく働く友人Hさん、急に休暇が取れたのでパリに来た。
彼女が以前から行きたがっていたLe Comptoir du Relaisに行こうと、午前中の終わりごろに待ち合わせ。昼は予約を受け付けない店なので、早く行って行列するしかない。
メディアに引っ張りだこの有名店、12時に席に着いて周囲を見回せば、客のほぼ9割が日本人だ。隣からも後ろからも聞こえて来る日本語、他人同士が互いに話題と声のトーンに気をつかうという、微妙な居心地。
ここの看板キャラクターである豚の絵のついたグラスで、Bandolのロゼ(2009)を飲みつつ、前菜を待つ。
前菜には、オマール海老の温かいポタージュ。
温製か冷製かを選べる。やや塩がきついのは、冷製用に塩加減を調整しているからなのか?
メインは黒板メニューから、Merlan de ligne pané de Saint-Jean-de-Luz, légumes de printemps(Saint-Jean-de-Luz産のタラのパン粉焼き、春野菜のソテー)を。
どーんと大きな切り身が2枚!生姜の千切りと黒胡麻で、ややアジア風な仕上がり。タラの下に隠れた春野菜の美味しさにびっくり。
しかし相変わらず量がものすごく多い。魚だから大丈夫と思って2品にしたけれど、メイン1品で充分だ。