Maisseのブロカント

土曜日に訪れたパリ南郊外の町、Maisse。
路線図で言う7ゾーンに限りなく近い6ゾーン、その遠さはというと、

中央の白い部分がパリ、今回行ったMaisseは画像中央下の、やや右あたり。
Gare de Lyon発の急行でも、1時間強かかる。

他には面白そうなブロカントがないし、早起きして出発した。
駅歩30分とはいえたいして寒くないし晴れだし、まあいいか、と。
到着駅で降りたのは私を含め2人、駅のそばには土砂工場が2-3軒だけ…

隣家との間隔がパリとはちがう、土地が余っていて敷地が広い！

駅から歩いて15分で、やっと町の中心に到着。
教会の周りに、郵便局やパン屋がギュッと集まっている。

パン屋でクロワッサンを買ったら、包装紙がかわいかった。

クロワッサンを食べつつ歩く、残り15分。
歩行者イコール私オンリー。

途中、小人か魔法使いでも住んでいそうな家を発見。
この家の反対側はといえば、

見渡すかぎりの農地。

ほぼMaisseの隣村に差しかかるのではというころ、前方に停車する数台の車… ブロカントだ！

あれ？？

？？？

これって、ブロカントの名の付いた「店舗」ってこと？
なんか「いつもの」ブロカントと、ちがわなくない？？
かなり動揺しつつ、とにかく中へ。

大きな倉庫が、まるごとブロカント屋さんになっていた。

これはこれで、けっこう面白いではないか…
昔のキッチンを再現したコーナーとか、ディスプレイにも凝っていて、なかなか良い。

この謎の倉庫、ひと月に一度しか公開しないブロカント店舗だそうで。

私の後に入って来た女性の「Maisseで今日開催のブロカントの場所、ご存知？」という質問に、「それなら、ここですけど？」と答える店主。
私だけじゃなかったのだ、いわゆる野外ブロカントを期待して来たのは。

パリからはるばる1時間も電車に揺られて来たような物好きは、もちろん私だけだろうけど。