日曜日のCourcelle-sur-Yvetteでの収穫。
1950年代のRicardのロゴ入りグラス。
売り主の男性は「1970年頃のだ」と言っていたものの、ロゴの雰囲気が当時の感じではなく腑に落ちず。調べたら、やはり1950年代のものだった、納得。
気持ち良さそうに馬が駆ける絵の、鍋敷き。素朴な絵にグッと来る。
Balkansヨーグルトのガラス容器。
夫は「Balkansだ!」と懐かしがったが、私はそんなヨーグルトは見たことも聞いたこともない。底がやたらと厚い。
ひと目ぼれした、壁かけコーヒーミル。
以前、Saint-Rémy-lès-Chevreuseでも見かけたことのある男性のスタンドにあった。このタイプの陶器製はよく見かけるけれど、金属製のは初めて。しかも、クリーム色の色合いといい「Café」と書かれたプレートのロゴといい、モロ好み。
アールデコっぽいと思って訊いてみたら大正解で、1930年代のもの。
売り主の父上がコーヒーミルの大コレクターだそうで、彼の35年にわたる蒐集人生の結晶が売りに出されている、と。なるほど、良いものだけを持っているわけだ。
キッチンには飾る場所がないけれど、どうしても欲しくなってしまった。私の短いブロカント史上で、2番目に高い買い物。
買ったばかりのコーヒーミルを大事に抱え、来た道を少し戻る。
このミルにぴったりな雰囲気のティン缶のキャニスターを、さっき見かけたような気がしたのだ。
レトロな雰囲気のエメラルドグリーン地に、横長の四角いプレートで「Thé」と「Poivre」の2個が仲良く並んでいる… やっぱり似ている。訊いてみたら、キャニスターは1950年代のものだという。まあ、時代はちがえどデザインは似ていて家族のような感じだし、こちらも購入した。
帰宅して、さっそく買ったものを洗う。
キャニスター表面の汚れは油分なので、油汚れ専用ムースを吹きかけて、しばらく置いておく。
さて、そろそろ流水で泡を落として… と、そこで事件発生、キャニスターのペイント、みるみる流れ落ちる!!!!!
(´༎ຶ༎ຶ)!!!
すっかりきれいに全て落ちてしまって、アールデコ風でもなんでもない「ただの裸のブリキ缶」になってしまった。昔のペイントって、弱いんだね…
このムース洗剤でアルミ製品はピカピカになるんだけど、ペイントは駄目なんだね… と学習。
大体、好きで古いものを買っているくせに、潔癖になりすぎた。これじゃ本末転倒だ。
というわけで、写真を撮る間もなく消えてしまったキャニスター。
まあ、こういうこともある。
4 Comments
そのキャニスターもびっくりしてるやろなー(・・;)
突然、なんかかけられて、裸にされて…(((^_^;)
せやけど、それもウンメイ!
早く、グリーンちゃんがつかるといいね!
(^_^)
しじみはん
あまりにシュールな光景で、開いた口が塞がらんかったよ・・・
せめて写真を撮りたかったなー!
古いもんは、デリケートなのを学習した。