JOYEUX NOEL | 2024

今年の12月24日は、ひょっとすると1人きりかもと思いつつ準備していた。

当初の予定では4人だったのが、レギュラーメンバーの1人は退院直後で欠席、もう1人は誘うのが遅くなったせいで(私の歯の治療経過観察のタイミングで)ご一緒できず。そして夫はこの日、朝から持病が炎症化している気配がある、絶対にそうにちがいないと言ってさっさと徒歩で救急外来に行ってしまった。「ああこりゃ1日中ずっと病院の待合室にいるケースだろうね」と思っていたら、彼は意外にも夕方には帰宅して、食欲は普通にあるという。なので2人でごはん。

去年は3人だったね

2人だけならテーブルを拡大しなくてよいし、クロスは小さいのを敷いた。19世紀末だったか20世紀最初の頃のもの。

黒トリュフ入りパテ・アン・クルート

もしかしてたぶんおそらく1人で夕飯だと思い込み、だったらメインのお肉は焼かずに、ちょっとだけいいものを食べてさっさと寝てしまおうと急遽デパートで買ったパテ・アン・クルート。黒トリュフの入った素敵なやつ。最終的には2人食卓になったので半分こする。ピカールで買ってあったかわいいアミューズ・ブーシュもフォアグラも生ハムも出さずに、前菜はこれだけ。じゃないと食べきれない。

メインの牛肉ロースト。参加3名と確定しかけていたタイミングで4人前の塊を買ってしまっていた(あんまり小さいと焼くのが難しいので)。

なんといっても月曜日のボンマルシェ百貨店の食品館の混雑ぶりが恐ろしいレベルだった、あんなに混んでるのは初めて見たよ。精肉コーナーの行列で待つこと15分、やっと接客してもらえた。

焼き時間を訊くと「220℃で20分」と言われ、そのとおりにした。バッチリ!!ちなみに美味しすぎて、ぜんぶ2人で勢いで食べ切った。

チーズは3種用意してあったのを、1個だけ出した。トリュフ入りブリーチーズ、これもボンマルシェで買った。

そしてさっさとデザートへ。朝から電車とトラムを乗り継いで片道1時間、はるばるパリ西郊外まで引き取りに行ったよ!

いま大注目のパティシエ、Nina Métayerのビュッシュ!ボックスのデザインも古き良きクリスマスって感じで好感。

Nina Métayer Bûche de Noel 2024

我々は栗が大好きで、夫はチョコレートを好まないので、「栗・バニラ・コニャック」を選んでいた。

2人なのに6人前ビュッシュどうすんの… とは杞憂で、半分ペロッとこの日に食べ、翌日にはすっかり消え去ってしまった。軽くて、甘さは控えめで上品で、ほっそり長い形は切り分けやすく、完璧だった。

もう来年もここのがいいです。決定。