10区の地域住民バザーに友人がスタンドを出すと聞いたので、行ってきた。前回訪れたのは1年半前だ。
レピュブリック駅を出ると、人出と騒音がすごい。デモの始発点になっていたのを知らずに来てしまった。
人の流れに逆らいながらよちよち進んで、やっとブロカントの端っこに到着。陽気なCとFの合同スタンドで立ち話をし、少し進んだ所のTの軍ものスタンドでも立ち話をする。その先に、小綺麗な衣類を売るスタンドがあるぞと思ったら、Sだった。この日はパートナーのMと一緒に、メンズの服を売っていると言う。
釣り什器に掛かる服を端から見ていくと、鮮やかなブルーのフーディーがある。夫が「うわー、懐かしい!青春の思い出の服!」と感激している。
見たところ夫のサイズだし、「着てみたら?」と試着を促す。
CLUB adidas !
ジッパーがYKK製という点から1980年代初期のものと思いこんでいたのだが、よく考えたらYKKのジッパーは1970年代にすでに輸出が始まっていたので、1970年代後半という可能性もある。
素材表示タグにはMade in Franceの文字(縫い目ギリギリすぎて写らなかった)。
夫が支払いをしている間に卓上のオブジェに眼を向けると、私もよく知っているお鍋がある。でもめっちゃちっこい!!
Raymond Loewyがデザインした鋳物鍋、コケルのミニチュアだ。どれくらい小さいかというと、持ち手を含む横の長さが21cmほどしかない。A5用紙サイズの中に、余裕で収まるのだ。
13年前に買った同じ色のコケルは、横が30cmをゆうに超える。
お鍋なんてもう置く場所がないのに… でも買わないとめっさ後悔するやつ!もういい!えいや!で買った。
販売店舗でのディスプレイ用品だったのかと思ったのだけれど、違うという。これはSではなく、パートナーのMの方の持ち物だったので、なぜこのサイズなのかを説明してくれた。
Le Creuset社の事務所に飾ってあったミニチュアだそうだ。通常なら蓋の内側に刻印されているはずの容量表記がないものの、鍋本体の裏面には「1」の数字があるので、おそらく容量1L。
ミニサイズとはいえちゃんと鋳物鍋として使える。
例えばこれにフライドポテトをバサっと盛り付けて、大きい方の鍋には素朴な煮込み料理を用意して、コンビで食卓に並べたい。想像するだけですでにかわいい。
肝心の置き場所については、すでに持っている大きい方の鍋の中に、入れ子にすればいいことに気づいた!解決!