Vanvesのブロカント | 2024/02

2年半ぶりにヴァンヴの蚤の市へ行った。

うちからだと乗り換えが多くて時間がかかる上、お昼には撤去されるという早仕舞いのため、なかなか行けないヴァンヴ。ただしこの日にはなんとしても行きたい、特別な理由があった。

年末からしばらく消息がつかめずにいたヴィンテージ服ディーラーLが、週明けの夕方に突然電話をくれた。なんと、土曜日のヴァンヴの蚤の市から仕事に復帰するという。ちょうど私はメトロの不具合で停車中の車両に閉じ込められていたのもあり、気づけば夢中になって20分近くも長話をしていた。元気でよかった、ほんとに心配したのだ。

土曜日には目覚ましをかけ、早起きしていそいそと出かけた。RERのA線と、メトロ4番線と、トラムを乗り継ぐこと合計1時間弱。長らく来ていないので、周辺工事の影響で蚤の市のレイアウトが少し変わったことも知らなかった。

Lの姿がなかなか見つけられず、もしやまた具合が悪くなったのかと心配していたら、いた!

接客の会話がキリのいいところで再会の挨拶。いやー、ほんと早起きして来てよかった、生きて動いている姿をちゃんと確認できた。他の仕事仲間たちもひどく心配していたことだし、今度会った時には、Lは元気だったとみんなに伝えてあげなければ。

さて目的は果たしたことだし、ついでに蚤の市も端っこまで見ておこう。

あるスタンドの、地面に置かれた箱の中に気になるものが見えた。私が集めているアレだ。

それを買って、さらに駅近くまでやってきたら、卓上にまた気になるものが!私が集めているアレだ。

ガラクタの詰まった箱から見つけたアレは、アルミの両手鍋。私はこれを見つけると買わずにいられない病にかかっている。20年ほど前に親友が持っているのを見て欲しくなり、14年ほど前から集め始めたような記憶。もうキッチンにいくつあるのかよくわからない。

駅近くの卓上にポツンとあったアレは、バスクもようのボウル。2023年11月に私家版「バスクもようのうつわ その2」を完成させて販売したのに、本に載せていないうつわをまた見つけてしまったよ、どうしよう。もう載せられるものはないだろうと思ったのに。