花びら餅がめちゃくちゃ好きである。
とはいえ、正月に日本にいたことがないし、もう永遠に思えるくらい長いこと食べていなかった。これを食べたいがために、お茶を習うべきかと真剣に考えたこともある。
親友Hさんから絶妙のタイミングで「パリ近郊に和菓子を作る女性職人がいて、花びら餅もすごく美味しいよ」との情報を得て、すぐに問い合わせをし、無事に購入。桜餅とか団子を作る人はたまに聞くのだけれど、まさか花びら餅を作る人がいたとは!あのごぼうを炊ける人!
アンティークのままごと皿に載せたら可愛いだろう、品物を受け取りに出かける前にお皿をスタンバイしておいた。帰宅後すぐに撮れば日没までには間に合うはず。
まずはCréil et Montereauの絵の具用パレットで。ままごと皿じゃないけど、サイズがままごと気分。
元日のおせちごっこに登場する、Gienの19世紀後半のままごと皿。
Lunéville窯、有名な風刺画家Grandvilleのイラスト入り。
これも確かLunévilleだったような気がするのだが、小鳥と植物の絵。
19世紀のCreil et Montereauだった記憶、ままごとにしては少し大きめの楕円皿。この角度であらためて眺めると、福々しい小鳥のような姿のお菓子だ。
さて撮影後に気づいたのだが、本来は直線の側を手前に向けて置くものらしい(宮内庁の年中行事の写真を引用した発言を見かけた)。来年になっても覚えていたら、そのように撮ってみようかな。