1年ぶりとは信じがたい、9区の新年度のブロカント。買い物をしなかっただけで3月にも来たのかな… 記憶にない。
日向はジリジリ暑いが日陰は肌寒いという、なかなか困った気候だった。
Anvers駅に近いエリアから見始めて最初に出会った顔見知りは、オルレアンからやって来るEだ。最後に会ったのは6月だったかな。
彼女のスタンドでは、好みのピンク色のブラウスを発見。
1980年代にフランスの小さなメーカーが作ったであろう品物で、袖のデザインがおもしろい。
コウモリ袖… というよりも、上腕二頭筋の発達した小鳥の翼という感じに近い。
とにかく色が鮮やかで良い(予想どおり洗濯すると色落ちするのだが)し、羽衣のように薄くて柔らかいガーゼ素材もステキ。
Eのスタンドを出てしばらく進むと、いつものところに軍ものディーラーTのスタンドがあった。こちらも1ヶ月ぶりの再会。みんな夏はいなくなっちゃうからね。
しばらく話して、さてもう帰るかなと思ったら、テーブルの下に何かある。派手な色の布がチラッと見える。
売り物じゃなさそうだけど、どうしても気になって出してもらったら、長細い巨大なパラシュートだった。
色が良いし、パラシュート用の生地って高いんだよ… 入手したくて調べた経験があるのだが、単価は高いしミニマムオーダー量は大きいしで、手が出なかった。
「これって売ってるの?」とダメもとで訊いたら、仕入れたばかりで値段を決めていなかったらしく、10秒ほど考えてから値段を言ってくれた。おお、この量でこの値段なら買うしかない!
カードで支払い、翌日に改めて引き取ることに。IKEAのでっかいトートバッグを持って行ったら、ちょうど入った。
自宅では広げられないので全貌は撮影不可能。全く同じパラシュートの飛行状態の画像を貼っておこう。
さて分解しなければどうしようもないのだが、今は別の仕事で忙しいので、IKEAのバッグに入ったまま玄関に鎮座している。