もし近所に住んでいたなら、毎週のように通っているであろうレストラン、Zoo。
ちょうど10年前の衝撃的な出会い以来ずーっとお世話になっている、尊敬する大好きなHさん夫妻が切り盛りするレストラン。
1年ぶりに叶った友人A夫妻との夕食会をZooでということになり、そこにHさんも加わることに!
前菜。
本日のポタージュはカリフラワー、想像を超えるおいしさに全員びっくり。
さすが、仕込んだ本人Hさんのお勧めの一品だけある。
ポタージュの中にポーチド・エッグが隠れている。
こちらも前菜の、「山羊チーズのブリック包み焼き」。
ブリック(北アフリカ料理に使われる、円形で大判の春巻きの皮みたいなもの)に山羊チーズを巻いて、カリカリに焼いて、最後に蜂蜜をかける。この日は葡萄のソテーもついていた、甘味と塩味のバランスが絶妙。
フランスは初めてという日本からの客人が「こんな旨いものは初めて食べた!」と絶賛したのも、記憶に新しい。普段は和食以外は食べないと聞いていたので、連れて行った私の方がびっくりしたものだ。
山羊チーズの癖のある風味が苦手という日本人も多いけれど、これは1度は試して欲しい。山羊チーズは、火を通すと独特のクセが昇華して非常にまろやかになる、生で食べるのとは別物の美味しさ。
これも前菜。エビにセラノの生ハムを巻いて、香ばしくソテーしてある。これもおいしい。
Zoo名物、手作りエビ餃子。
こればかり何皿も注文するフランス人常連客も多くて、連日、早い者勝ちの売り切れ御免状態らしい。
メイン料理、野ウサギの赤ワイン煮込み。
前日からじっくり煮込まれていて、とても柔らかい。
手作りのジャガイモのピュレをソースに絡めるのがまた最高で、みんな無言で口と手を動かし続ける(5人中3人がメイン料理にこれを選択した)。
同じくメインの、スズキのソテー、ユズ仕立てのソース。
デザートのレモンタルト。
サクサクの土台に軽いクリームに上品な酸味、ツルッと別腹に滑り落ちていく!
こちらはティラミス。
四方からスプーンで攻撃された跡からも、美味しさのほどが伝わる。
そして、他の人のデザートの味見に夢中でうっかり撮り忘れた、自分のデザート。Emotion exotiqueという名のパンナコッタ、されど普通のパンナコッタではない。
複雑な風味がみごとに調和したおいしさで、初めて食べた時に気絶しそうになって以来、毎回こればっかり頼んでいる。
実は、Zooでは結婚式のパーティーをしたので、私たち夫婦にとっては特別な場所。Hさんからパーティー当日の仕込みの苦労話などを改めて聞くにつけ、本当にお世話になりっぱなしだと、感謝の気持ちでいっぱいになる夜だった。
3 Comments
今度連れてって下さいっ!
子連れじゃ無理かなぁ。。。
他のレストランやケーキ屋さんの記事も美味そ~と思っては見てたけど、これはまさに即「行って見たい」と思いました。
どれもこれもおいしいので、できれば4人くらい以上で行くと、いろいろ味見出来て楽しいよ!