待ってました、11区バスティーユ駅からレピュブリック駅方面に向かう大通りでのブロカント!
しばらく活動を休んでいた友人ディーラーたちも出そろって、これでやっと春が来たって気分になる。前回は10月だったので、半年ぶりだ。
冬眠メンバーだった1人、Jもカラフルなスタンドを構えて復活。「元気だったー?!」と互いの近況を聞きあい、数ヶ月ぶりの再会をよろこぶ。
スタンド中央のラックの商品を順に見ていると、やけに手触りのいいデニムジャケットがある。おや、と思い引き出してみれば、胸ポケットにはLevi’sのオレンジ色のタグがついている。
形はかっこいいし、羽織りもせずに(コート脱ぐのがめんどうでね)購入。
実はLevi’sのジャケットは持っていたことがないのだ、人生で1度も。
私の所持するデニムジャケットは1着だけで、中学生〜高校生の頃に1000円で買ったそれを今でも時々着ている(たぶんこれの方がLevi’sよりもずっと珍しいはず)。
試着をサボったせいで帰宅後に気づいたのだけれど、襟が不器用に手縫いリペアされていた。
というわけで、洗って乾かしたあと、襟を完全に外して組み立て直した。購入時の非対称な状態よりはマシじゃろ。
Levi’sのジャケットも初めてだが、オレンジタブの入手も初めてである。製造価格を抑える工夫をした廉価版ラインだったんだね、オレンジタブって。
首の後ろの紙タグは解読不能だけれど、
リベットの刻印は読める。350なので、マカオ製でしょう。
身頃の内側にある不織布っぽいタグは、かろうじて読める。
最下段に「SIZE 40」と書かれていて、その上に「350 149 06 77」の数字。
最初の350は工場番号で、後に続く数字3つの中から、製造年らしき数字を探す。明らかに「77」である(マカオ工場で作っていた時代だし、「06」年ではないはず)。
ということで、1977年マカオ製造のジャケットということが判明。
製造工程短縮のために2本針で縫製された廉価版とはいえ、織地は厚めで丈夫だしコットンの質は良いし、いい感じにこなれて柔らかいし、とても気に入っている。
ちなみに、デニム関連の情報を調べるときは、日本語でググって出てくるデニムマニア男性諸氏のブログをめっちゃ参考にしている。