体感気温が零下で快晴の土曜日、パリ13区のイタリー広場のブロカントへ。この前に来たのは3ヶ月前だ。
衣類を売るスタンドがとても少ない。友人ディーラーのLも出店しないと言っていたし、真冬の中華街では古着は売れないんだよね。というか、一年中あんまり古着は売れない、中華街では。色気より食い気、ファーよりもフォー。
思いがけず年末にパイロット用ジャンプスーツを発掘して以来、気をつけてチェックするようになったAのスタンドへ。
紫色のピエール・カルダンのコートがかなり良かったのだが、ちょっとショルダーがビッグすぎる、というかそもそもサイズが大きすぎたので却下。試着したら着ぐるみのキャラクターみたいになった、シルエットはまるで雪男。
くるくる回る吊り什器に掛かったカラフルなニットが気になり、手に取る。
両袖の付け根がほつれていている上に毛玉だらけではあるものの、修復可能な状態と見た。何より色がいい!
ね!めっちゃいい色でしょ!
上質なメリノウール製である。おそらくこのニットが水洗いされたのは初めてで(ドライクリーニング指定だし)、少し色落ちした。ウール用洗剤で手洗い後に洗濯機で脱水。
小さな穴が2ヶ所あったのも、自己流で埋めた。パッと見ただけでは分からないので、これでよし。
1970年代のRodierのもの。
昔のRodierってやっぱりめっちゃいいの作ってたんだね!以前に買った黒いニットもとても気に入っている。今では駅地下の怪しい衣料品店の店先でタイツの安売りをしているイメージが強いけど。