ノートルダム大聖堂がよく見える、パリ5区セーヌ河岸でのブロカントに来るのはちょうど1年ぶり。
ここでのブロカントは、狭い歩道を他人にぶつからぬよう気をつけてよちよち歩きしなくていいので結構好きだ。川沿いのそよ風も気持ちいい。
夏休みが本格的に始まって、出店スタンド数は20もない。
ブロカントの東端、ガラクタ満載のスタンドでいくつか買い物をした。
Air Franceのロゴ入りのプラスチック製カップ(おそらくペン立て)。
イラストに描かれた女性たちの服装から、1950年代後半あたりの品物だと直感する。
帰宅してから夫がイラストをじっと見て、「ボーイング707じゃないかな」とあたりをつけて検索し始めた(私は何も頼んじゃいないんだが)。
…とすると1959年、ボーイング707機の就航記念に発売された土産物(または限定ノベルティー品)と考えるのが自然。
当時パリにはオルリー空港しかなかったので、オルリー空港で飛行機を見学した帰り(昔は見学のみの入場が可能だった。Chris Marker監督の「ラ・ジュテ」劇中の美しい映像を思い出すね、ひさしぶりにまた観たくなった)に、子供が親にせがんで買ってもらった類いの品物だろうか。
真鍮板のステンシルも面白いので2枚だけ選んだ。ツーリズム業界の他に、Compaqとかのもあったよ。
何に転写するのに使ったんだろう、Tシャツの模様… にしては文字が小さい気がするし。
コカコーラのロゴ入りバンダナ。なぜかこれがすべの買い物の中で一番高価だった、恐るべしグローバル企業。ロゴの小ささが良い。
手洗いしたら水も手も真っ赤になった(ので、ロゴがちょっと桃色に)。ここまで堂々と色留めしないものだったのか。おそらく1970年代とかその辺の品。