土曜の午後には夫と一緒に20区のブロカントへ行った。私はすでに金曜日に大物を買ったことだし、友人と楽しく喋っただけ。
日曜はバスティーユ界隈で大規模な地域バザーがあると聞き、1人で出かけた。
去年も↓そうだったのだが、なぜかここにはハワイアンシャツで行きたい気分になるので、今回もハワイアンシャツを着た。
ここで、Lと一緒にスタンドを構えるNから、初めての買い物をする。
見て一瞬で惹きつけられて、どうにも離れがたくなってしまった、陶製の彫像。
あるアーティストのアトリエを一掃しに行った際に引き取ったのだとNは言う。
動物の彫像で有名な女性で、アトリエの中には動物の作品が山ほどあったのだけれど、この1体だけが人間の女性で珍しいなと思って選んだ、と。
…いやあ、なんかもう、全方面から良くないですか、これ。
ギリシャ神話の女神のようにも見えるし、頭部だけに黒い釉薬がかけられているのが意味深で、コルシカ旗に描かれたムーア人のようにも見える。素朴なのに神秘的だ。
1970年代の作品だそうだけれど、まだアーティストの名前を教えてもらえていない(その日に一緒に仕事した友人業者に次に会った時に訊いておく、と言ってはくれたのだけれど)。わかったら追記する。