パリ9区(rue des Martyrs)のブロカント | 2021/10

なんと2年も来ていなかったのか、それとも何も買わなかったのか。
ただでさえいつも混んでいる商店街でのブロカント。

まずは紙ものディーラーDのスタンドへ。

この日はもう1ヶ所大きなブロカントがあり、他の友人はみんなそっちに出店しているし、おそらく客入りも向こうのほうがいいはず。なんでDはこっちに出ることにしたのかな、と不思議に思いつつ挨拶。

小さいサイズの商品が入った箱をみていたら、カラフルな絵が出てきた。

1911年スペイン風邪ウイルス顕微鏡デッサン

「これって…コロナのご先祖?」
と冗談混じりに訊くと、「そんな感じ。1911年の、スペイン風邪のウイルスの観察デッサンだよ」と。

顕微鏡カメラの技術がそんなに発達していなかった時代は、こうやって細密画を描いていたんだな。

人の手業が加わると途端に、なんかユーモラスなゆるキャラに見える。大勢が亡くなった怖いウイルスなんだけど。