私が毎週のように通っているヴィンテージ服店で、友人ディーラーYが2日間だけポップアップストアをするという。もちろん初日に行ってきた。
彼女は常に最大限に明るくて朗らかなので、会うと確実に元気になる。なんともうらやましい能力だ。
レオナールの素敵なセットアップがあったのだが、かなりのお値段だったので断念。
イベント告知画像にも使われていた水玉模様のシャツ5色の中から、黄色いのを選んだ。
ピンクと迷っていたら、ディーラーYも店のオーナーJも「黄色!」と言う。2人がそう言うなら黄色だね、と試着してみたらぴったりで似合って、即決。
実はこのシャツ、数週間前のヴァンヴの蚤の市の友人Lのスタンドにて初見。このBernard Sanglierというタグを指してLが真顔で「この名前は考えつかないよ(=デザイナーの本名まんまだろうね)」と言っていたのが可笑しいよねと、Yと一緒に思い出し笑いをした(YはLからこのシャツを全色仕入れたのだ)。
調べてみたら、1983年起業のファッションブランドだった。
1993年には商標登録権の延長をしていないとのことなので、10年弱だけ存在した珍しいブランドだ。シャツ専門のブランドだったのかな、数少ない画像検索結果ではシャツしか出てこない。
柔らかなコットン地で、プリントも鮮やかなデッドストック。運針も細かくて、丁寧な作り。
平置きでは大きそうに見えたのだが、着てみると普通のサイズだった。
金曜日であまり人も来ないようだったので、その後も長々と3人でおしゃべりして楽しかった。洋服好きには、洋服好き同士の意味のないハイテンションの会話がときどき必要なのだ。