1年ぶりの14区のブロカント。
そうだ、去年の1月は大規模ストライキ中で、あんまりパリに行けなかったんだった。
前日にガレット・デ・ロワをご馳走になったのに何も買わずに申し訳ないなと思っていた、Lのスタンドを再訪。この週末は恐ろしく寒かったのだけれど、日曜日は晴れていたので気分は少し明るい。
少し前から存在は知っていたカットソーが、やっぱりかわいいので買うことにした。
1980年代のフランス製。
顔色がよく見える澄んだライラック色、ボートネックに限りなく近いラウンドネック、五分丈のパフスリーブという私の好きな要素がてんこ盛り。身頃と一体になった紐は、前後どちらでも結べる。
黄色い織り糸がひきつれていたので、なんとなく縫い込んで修理した。
レンガ造りの壁みたいな織り模様がおもしろい。
数年前にジャンヌ・ランヴァンの展示(おそらく2015年のガリエラ宮での展覧会)でレンガ模様の美しい服を見て感激して以来、レンガ模様の服を見つけたら必ず買うんだ、とLが言った。
これから私はこのカットソーを見るたびに、Lとジャンヌ・ランヴァンと熱々のガレットの味を思い出すのだ。