新年度の9月からCovid-19の感染者数が急増し始めて、とうとう10月最初の週末から2週間、パリ市内でのブロカント開催禁止の条例が出た。
ところが、友人ディーラーLから「明日ヴァンヴにスタンド出すよ。すごいお宝を見つけたからぜひ来て!」とのメッセージが。
ブロカントは禁止だったのでは… と思ったら、パリ市内のブロカントと郊外の常設蚤の市は行政管轄が微妙にちがうらしく、クリニャンクールとヴァンヴには影響がないのだという。ほんとに??
というわけで、4ヶ月ぶりのヴァンヴの蚤の市へ。
がんばって早起きして向かったものの、やっぱり禁止されて警察に追い払われたあとだったらどうしようか、とドキドキしていた。
着いてみたら、普段どおりの規模の蚤の市だった。
早足で一目散にLのスタンドへ向かう。
予告どおりの宝の山から、シルクのブラウスを2枚選んだ。
このピンク色は、ミリタリーパンツのオリーブグリーンと合わせてみたい。
鮮やかなブルー、この色が好きすぎて、見たら買わずにはいられない。
最近買ったGuy Larocheの黄色のツイードのペンシルスカートと合わせるのもいいな。
どちらもValentino Boutiqueレーベルなので、1974年から1980年までの品物だろう。イタリア製。
そして、この紫陽花のようなブルーのニット。1950年代の手編みで、洗ったら毛糸もフワフワに蘇った。
自分で着たかったのだけれど、かなりタイトで私の肩には合わない。来年のポップアップストアで小柄な人に気に入って買ってもらえたらいいな、と思っている。
これを買いている今日は、明日からまた4週間のロックダウン開始ということで、覚悟を決めて日用品の買い物などをしている。買いだめは全く好きじゃないけれど、この気候でスーパーマーケット入店のために外で1時間も行列する(入店人数制限が厳格)のは、まっぴらごめんなのだ。