ずっと気になっていたネットショップで、初めての買い物をした。
販売予告時にひと目惚れして、予告時刻直前から何度も狂ったようにサイトをリロードし、めでたくゲット。
テロンとしたレーヨン地に、マティスの絵を思わせる筆致の抽象的な柄で、おそらく1980年代の品物だろう。
CacharelにLa chemiserieというサブレーベルが存在したことを、初めて知った。もともと、アンダーウェア用とみなされていたクレープ生地を女性用シャツに仕立てて有名になったブランドなので、シャツには特にこだわりがあったんだろうな。
前身頃の裾の穴の補修跡については知っていたのですぐに縫い直したけれど、洗濯してアイロンがけの際に、脇の一部が裂けて不器用に修理されているのを発見した。いつもアイロンがけの時にいろいろ見つかる。
元の持ち主もこのシャツがよっぽど気に入っていて、あちこち修理しつつ着ていたのだと思うと感慨深い。が、この不器用さはいただけないので自分でやり直す。
さっそく裂けた部分を綴じ合わせて、その上から地模様と同色の糸で刺繍をしてリカバーした。なかなかよくできたと思う。