パリ11区(rue Faidherbe)のブロカント | 2020/06 その1

8ヶ月ぶりの11区のブロカント。最近ご無沙汰だったディーラーたちが出店すると聞いて、ウキウキと早めに出かけた。

4ヶ月以上ぶりに会う友人ディーラーJは、髪がすっかり伸びていた。
とても珍しい品物を売りに出していたけれど、とても高価だったので眺めて終了。
しばらく喋っていると軍ものディーラーGが通りがかって、「君にぴったりのパンツ持ってきてるよ!」と言われた。あとで寄る、と返事をして、先に進む。


こちらもほぼ4ヶ月ぶりの顔見知りの女性ディーラーのスタンドで、シャツを4枚選んだ。

1980年代のシルクシャツ

くすんだグリーン、グレーがかったブルー、そしてきれいなピンク色のシルク地シャツ。だいたい1980年代のもの。

洗って乾かしてアイロンがけをしていたら、ピンク色のシャツの脇の裾あたりが少し裂けていることに気づいた。
ダーニングと刺繍で、われながらチャーミングな感じに修理できたと思う。なるほど、こんなきれいな色のシャツが午後まで売れ残っていたわけは、これか。

残りの1枚は、コットン地のミリタリーシャツ。

1950年代フランス軍コットンシャツ

これと同じ色形のシャツを持っていて、フランス陸軍のものだとピンと来た。1950年代のものだった記憶。

左胸ポケットのボタンが欠けていたのだが、全く同じボタンを持っているのを覚えていたので問題なし。


さて、やっと軍ものディーラーGのスタンドにたどり着いた。

見覚えのある白いセーラーパンツが吊り下げられているのに気づくと、Gが「それだよさっき話したパンツは」と言う。

1976年のフランス海軍セーラーパンツ

実はもうこれと同じパンツを持っている(裾に1968年のステンシルのスタンプ入り)んだけど、微妙に生地がちがうし、小さいサイズはほぼ見つからないし、デッドストックのようだし、買った。

1976年の製造で、サイズは40くらい。デッドストックとはいえ、わりと汚れていたので、軽く漂白した。