馬ニットや稲妻スカートを買ったポップアップストアを再訪した。
前に見かけた1980年代のレザーパンツを、急に欲しくなったのだ。
東京の某ヴィンテージ店のインスタグラムで似たようなパンツを見かけて、このポップアップストアのことを思い出した。私は視覚から影響されやすく、こういう時のフットワークもやたらと軽い。困ったものだ。
意気揚々と入店したのはいいけれど、結局いろいろと問題があって、そのレザーパンツは買わないことに。
じゃあやっぱり、ミッキーマウスのニットを買おう。最初に来た時に馬ニットと迷って、買わなかった方。
ちょうどGucciがディズニーとのコラボレーションをしていて、それを見たらなんかミッキーがかわいく思えてきた(ほらね影響されやすい)し、今年はネズミ年ではないか。ブルーの色味もいい。
タグにMade in Hong Kongとあり、おそらく、香港がイギリス領だった時代(1997年以前)の製造だ。さらに、東京ディズニーランド創立が1983年なので、アジアでのディズニー人気が爆発的に上がった、1980年代後半に作られたのだろうと思う。
ニットを試着する前に見ていいなと思ったワンピースも、ついでに着させてもらう。
1930年代の手縫いのシルク地ワンピースで、身頃にはファスナーもボタンもない単純な形。うっかり破ったりしないように慎重に被る。脱ぐのは10倍たいへんだった。
サイズはぴったりで、このデザインなら襟のフリルもだいじょうぶ。子供の頃からフリルが絶望的に似合わないタイプなのだけれど、これは悪くない。
高いから試しに着てみるだけと思ったのに、似合うと買ってしまうではないか。しかも夏物…
ブドウの房みたいな(葉っぱがちがうからブドウじゃないと思う)、または小手鞠の花みたいな、不思議なモチーフだ。
洗った後ひっくり返したら、1ヶ所うまく継ぎが当てられた部分を発見した。模様に紛れて、試着した時にはわからなかった。脇のほつれたところに安全ピンが2つ留められているのにも気づいていなかったので、これから修理する。