なんと1年半も来ていなかったらしい、15区の高架下のブロカント。
金曜日の午後遅くに行ったら、ここには出ないだろうと思っていた友人たちが、そろって出店していた。
強風の吹きすさぶ日で、ヴィンテージ服ディーラーLのスタンドがなんども壊れそうになる。
「手袋をたくさん仕入れたんだ、見て!」と箱にいっぱいの革手袋を出してくれた。
1組だけ珍しく私のサイズがあったので、それだけ買って帰ろうかと思ったところで、「そういえば今日仕入れたばかりのでいいのがあったんだ!」と、店出し前のスカートをLが袋から出して見せてくれた。
ひと目で生地に惚れ込んでしまった、素晴らしいな、このプリーツ。
ウエスト部分に細い待ち針が30本ほど刺さったままで、仕立て途中の状態。1950年あたりのものらしい。
見たところサイズも大丈夫そうだし(針だらけなのでさすがに試着できず)、これは私が仕上げようと決心して購入した。
3日後には完成。ファスナーのところが少々難しかったけれど、手縫いだしなんとかなった。少し大きいのだが、ずり落ちるほどではないのでこのまま穿く。
「スカートを買ったら予算がなくなったので手袋は来週にする」と言うと、手袋をおまけにくれた。Lは私にとことん優しいな。
裏地はシルク地だ。
手首のところがほつれていたのはすぐに縫って直した。こういうのはすぐにやらないと、ずっと放置することになる。