9月のはじめにも来ているヴォルテール大通りでのブロカント。なんだか最近ここでの開催が多いような気がする。
前日に訪れるつもりが、18区のバザーを回るのに思ったよりも時間がかかったので来られなかった。
まずはヴィンテージ服ディーラーのLにあいさつに行く。
白いモヘアの手編みカーディガンがかわいかったのでそれを買って出ようと思ったら、「あ、仕入れの時に、あなたに似合いそうだとピンと来たのがあるんだ!見て!」と、シルクのパンツを出してきた。なるほど、すごくいい生地だ。
ちょうど長めのレインコートを着て来ていたので、そのままデニムを脱いで試着してみた。そしてとても気に入って、白いカーディガンではなくてパンツの方を購入。
France Hanevaと書かれたタグがついている。1980年代にパリを拠点に、シルクやカシミヤなどの高級素材でリラックスしたスタイルを提案していたブランドらしい。
ポケットのデザインがまたカッコいい。軽いから旅先に持っていけば、ちょっといいレストランにも行けそう。
サイズ表示は38ながらゴムがほぼ伸びきっているので、なんとか工夫してゴムを修理するぞ。
つづいて軍ものディーラーGのところに行く。
「あれは売り物じゃないとは思うんだけど、もしかして売ってもらえるかなと思って」と言って、売り物の服が掛かっているハンガーを指すと、
「これ?あげるよ」という答え。「いや困る、なんでもいいので値段をつけて欲しい」と言っても、あげるの一点張りだったので、素直にもらった。
セリーヌのロゴ入り木製ハンガー。1960年代あたりかな。
形が堂々といびつなところがいい。
で、このあと黒いキルティング製ライナーを見つけて、それを買った。ハンガーをもらったし、何も買わずに帰るのはもうしわけないから、これで救われた。
オリーブグリーンのキルティングはよく見かけるのだけれど、黒は初めて見た。
タグにNATOサイズとの表記があるので、国連軍の仕様らしい。2000年ごろのもの。