まだ真冬の頃に買ったもの。
長辺23cmという珍しく小さなCul noirのラヴィエ(オードヴル皿)で、19世紀製。抽象的な植物モチーフが、曖昧に踊っていて面白い、なんだか宇宙的。
リムの線は優雅なのに、見込みに釉薬が大胆に欠けていたりと(何かを重ねて焼いた?)、清濁合わせ飲む貫禄の姿。
ケーキサーバーという触れ込みを素直に信じて買った、100年ほど前のChristofleの品。
しばらく経ってから、魚料理用のサーバーだという事に気づいた… 魚の身の形に沿うよう微妙に波打った、立体的な形。超繊細なケーキ以外には、ケーキサーバーとして使えるから、そのようにする。使うのだ… 誰もこれが魚用とは思わないはず。