先々週末の土曜日に行ったパリ西郊外の町、Le Vésinet。
ここは2年前にも来ているので、駅からは地図なしで歩けた。
それにしても、なぜ去年は行かなかったんだろう??
木製の卵は無垢の彫刻かと思ったら、蓋が開く容れものだった。
ブリキ製の額は19世紀の品。粗い素材感と可憐な薔薇の意匠のコントラストがいい。
タストヴァン(ワインの利き酒器)のミニチュアは、2ヶ月前に見つけたものに続いて、これで2個目。
愛嬌ある空豆形の、アルミ製の蓋付き箱。徴兵時代の自炊セットの仲間かな。
アルミ製の両手鍋は、久しぶりに状態のいいものを見つけた。穴空きの平たいレードルも。
ハサミ、P.T.T.の文字入り。
P.T.T.とは、現在の郵便局La Posteの前身、郵便電報電話局(Postes, télégraphes et téléphones。1921年から1991年まで存在)の通称。
売り主の家族の誰かが郵便局員だったのか。
ちょうど良い大きさ深さのカゴ、チャーミングにゆがんでいる。
昔の手編みカゴは丈夫なのだ。
布に模様を付けるためのローラー式スタンプ、19世紀のもの。
好きな模様で状態の良いのが見つかってうれしい。
替えのローラー2個も一緒に買う。
ラヴィオリなどのパスタを切る時に使う道具。
素材は何かと訊くと「水牛の角だったかねえ…」という返事。
さて、見るからに古そうな、分厚いガラスのこのジャム瓶。
中身に入るジャムよりも、瓶の方が重かっただろうに。
ジャム瓶はいくつも持っているし、なるべく買わないようにと思っていたのに。
ひっくり返して底を見ると、
鳥が飛んでいた!(左方向を向いた鳥が翼を広げて飛んでいる)
ジャム店の屋号だったのか、ガラス職人の遊び心なのか、それにしても素敵。
こちらも長らく探していた、袖用のアイロン台。
大きいのと小さいのと、1つずつ購入。気に入る物がなかなかなくて、今まであちこちで探していたのが、一気に2つも見つかった(さらにこの後、別のスタンドでも見かけた)。
そして!こちらも長らく探しつづけたランプ、全てのパーツがそろった状態。
現役で使えるかどうかは未検証ながら、夫に協力してもらって部品を交換すれば使える、と思う(南フランスのアトリエで使われていたランプの時のように)。