今年も、義母を招いて3人でのクリスマス。
まずは、イベリコ豚のハム、ベジョータの4年熟成をCul noirの皿で。
去年のものより格上のを買ってみたら、脂のとろけ具合といい、香りの豊さといい、段ちがいに美味しい。
フォアグラをブリオッシュに載せて。2010年のクリスマスにも登場した無花果のコンフィチュールを合わせると、シャンパーニュがすすむ!
ブリオッシュを盛ったのはCul noirの、絵つきの深皿。
イタリアのプーリア州名物Burrataチーズ、パルマ産の生ハム、南仏Languedoc-Roussillon産のオリーブLucques、そしてオリーブオイル。
ブッラータは最近、パリでも入手可能になって、うれしい限り。1875年製のGienのアザミ柄の深皿に盛った。
我が家の定番になった前菜、サモサ。
ホタテ、フォアグラ、コリアンダーをブリック(北アフリカ料理で使われる、大判で極薄の、春巻きの皮のようなもの)で包み、表面に溶かしバターを塗ってオーブンで焼くだけ。これに、マンゴー&スパイス味のジャムを付けると、かなり幸せ。
19世紀のCréil et Montereau製の絵の具パレットを皿がわりに見立て、同時代の絵の具皿にジャムを盛った。
メイン料理は牛肉、部位はCoeur de Rumsteak(ランプ肉)。
オーブンで焼いた後、生ハーブとニンニクを混ぜたオリーブオイルに漬け、10分ほど馴染ませた。
190度で45分焼くとレシピにあるが、肉の分量と焼き時間が完全に比例するわけじゃないよな… 肉屋の人に訊いたら「レアなら180度15分でいい」と。両者の間を取って20分焼いたら、素晴らしい焼き加減に絶賛の嵐。肉の焼き時間は、買ったところで訊くのが確実だ。
つけ合わせは、オーブン焼きの蕪3種と、茹でたロマネスコ・カリフラワーを大皿盛り。ロマネスコ・カリフラワーが、クリスマス・ツリーのようにも見える。
もう腹12分目くらいなのだが、チーズ!
マドレーヌ広場のLa Maison de la Truffeで買った、黒トリュフ入りのブリーチーズと山羊チーズ。室温にもどす間に溶けて不格好になったが、素朴なCul noirの皿によく似合う。
デザートはHugo&Victorで買ったHomère。栗好きの夫がうれしそう。
古い銀メッキ製のフォークとナイフを、そろそろ真面目に探さないといけない。ステンレスのカトラリーの質感が、手持ちの食器と合わなくなってきた。
4 Comments
どれもとても美味しそう!
ロマネスコブロッコリー、まだ食べたことがないの、とっても気になってる野菜!
ロマネスコ、おすすめですよ!カリフラワーを品よくしたような感じです…
とてもとても素敵なディッシュです!!!
お皿がまたまた素敵すぎます
日本でキュノワールは高すぎて
手が届かない…….
羨ましすぎる限りです
今年も楽しみに拝読いたします♪
azukiさん
ブログを読んで頂いて、ありがとうございます!
キュノワールは高いんですが、見つけるとついつい見過ごせなくなってしまって、怖いくらいです…
重いし分厚いけれど、100年以上も受け継がれて生きているというところが魅力ですね!
いつか、長ーいテーブルでキュノワールだらけの食事会を催してみたいものです(←結構本気の夢だったりして)!