半年ぶりのパリ16区、Chardon-Lagache通りのブロカント。
道沿いに並ぶスタンドの合間に、人の出入りがやけに多い場所が… と思ったら、そこは高校の校舎の入り口。この日は、5年に1度の共和国大統領選挙日だった。
なんだか最近、スプーンばかり買っている。
銀メッキ製の2本は、ChristofleのMarlyというシリーズで、20世紀初頭のものらしい。
このルイ15世風の優雅なデザインのデビューは1890年。以来、幾度かのマイナーチェンジを経て、今でも作り続けられているのには驚いた。
左が「イチゴ用」のスプーン(イチゴに限らず、果物のシロップ漬け用)。
右が「粉砂糖ふりかけ用」のスプーン。
どちらにも、茶漉しのような細かい穴が、美しくデザインされている。
白い小さな陶製スプーンは、マスタード用。
形がいびつでかわいいし、柄の先に穴が空いていないのがいい、あの穴はあまり好きじゃないのだ。