お赤飯とLa pâtisserie by Cyril Lignac

「おいしいケーキを食べてしゃべる会(仮称。会員2名)」、久々の定例会を友人Jさん宅にて。されど、この日はケーキは脇役。メインはJさんお手製のお赤飯!

モチモチの艶々。お赤飯なんて何万年ぶりだろう…
炊き方のコツを母上より教わったそうで、それはもう素晴らしい仕上がり。

さらに、豚の角煮や切り干し大根の酢の物まで用意されていた、豪華!

しばし話に花を咲かせ胃を休憩させた後、デザートを。
今回持参したケーキは、開店3ヶ月のLa pâtisserie by Cyril Lignacのもの。

南フランス訛りがチャーミングなCyril Lignacは、各種メディアに引っ張りだこのイケメン料理人。Benoit Couvrant(フォションの元シェフ・パティシエ)と組んで創り出される美しいケーキは、昼過ぎには全て売り切れるという人気ぶり。

灰色の円柱型のがEquinoxe、中央がCaraïbe(カライブ)、奥がParis-Brest。
ショッキングな色遣いのエキノクス、これが、食べてびっくり!

断面も美しい。
プラリネとスペキュロスの香ばしい台、最高級ブルボンバニラが贅沢に香る生クリームのムース、塩バターキャラメルのクリーム。甘さは控えめ。各要素が完璧に上品なバランスで、ちょっと言葉が見つからない。

見るからに濃厚なカライブは、断面も迫力満点。
「クリーム」「ムース」「ビスケット」という、チョコレートの3変化を味わう贅沢。

濃厚ながら甘さは控えめ。上に載る金色の物体は、パチパチキャンディー(懐かしいな)。

パリ=ブレストは、正統派の味から重さだけを取り去った感じ。軽やかで、スルっと食べてしまう。