Joinville-le-Pontのブロカント | 2015/10

約半年ぶりの、パリ東郊外の町Joinvilleでのブロカント。

風があって肌寒い日だった。

小さなスプーン。
動物の角(?)を彫って作ったような感じ。

裏側にある、この段差がたいそう気に入った。

作者の造形上の好みの問題からではなくて、匙と柄の境界をこれ以上削ると、強度が落ちるから物理的に残したのだと思われる。でも、それがかえって、デザインの良いアクセントになっているように思う。

真鍮製の子供用の容器。
コップにしては妙に浅い気がするけれど、なんだろう。
あ、でも深いコップで飲むのは幼児には難しいから、やっぱりコップか。1950年代あたりの品。

「兎と亀」のラストシーンが浮き彫りになっている。
亀はもう「BUT(ゴール)」の旗に届くという瞬間。

ピューター製と思しき小さなクリップは、釣り餌を挟む道具らしい。
少年の頃に釣りに親しんだ夫が、すぐに言い当てた。

トリコロールの日除け布をテーブルに敷いて店開きしている人がいて、「これは売り物では… ないですよね!」とダメ元で訊いたところ「ちがいます!」と笑顔で即答されたので退散。朝から何度も同じ質問をされたんだろうな。あれはよかった。