Sartrouvilleのブロカント

日曜日はパリ西郊外の町、Sartrouvilleへ。
想像を上回る巨大なブロカントだった、1000スタンドくらい。
気温は30度近い、夏日。

昼食は前日に引き続き、アンドゥイエット&ポテト。
ナイフとフォークを頼むと「ない」と言われた(とっても想定内!)ので、素手で食べようとしたら、目の前のカフェから「金属製のカトラリーを貸すからテラス席に座れば」と勧められた。要するにこの屋台は、カフェの経営だった。
想定外のVIP待遇な屋台飯、うれしくて2人でビールまで頼んでしまった。

「銀のスプーンを探しているから、もし見つけたら教えて」と夫に協力要請した数秒後、自分で見つけた銀メッキ製スプーン4本。

売り上げはハイチの被災した学校に寄付するというスタンドだったので、値切らず購入。2本はChristofle製で、裏には元の持ち主のイニシャル入り。残り2本は別メーカー製。

ステンレス製のコースターは、1970年代あたりの物?

金属製の華奢なアイロン台。
型紙みたいで面白いデザインだな、と手に取って眺めていたら、売り主の方から値下げを提案してきた。

明るい緑色の細い線で植物模様が描かれた、Sarreguemines製のEglantineというシリーズの皿。

「好きでコツコツ集めていたんだけど…」という年配の女性から購入した。
ブロカントの品は、色々な人の手を経て私のところへやって来る。そして時期が来たら、私のところからどこかへ旅立って行く。バトン受け取りました。

Saint-Amand製、青い薔薇がステンシルで描かれた皿。
売り主の男性の祖母の持ち物だったそうで、1920-1930年頃の品だと思われる。

L’IDEALEの大きい保存ボトル用の、陶製の蓋。
この前買った古い保存瓶と同じシリーズ。
いつか蓋のない保存瓶が見つかる時まで、当面は文鎮として活躍してもらう。

優雅なレリーフ模様のデザート皿は、Longwy製。
青い薔薇模様の皿と同じ売り主から購入。

夫が見つけた、バスク模様のBéarn(H.B.C.M刻印)の深皿と、Fandango(Saint-Amand窯)の平皿。

同じバスクなデザインでも、前者は赤白青のトリコロール、後者は赤と黒のキリッと情熱的な配色。

2 Comments

今回も収穫ですねー♡
クリストフル、古い透かしの入ったレードルに一目ぼれして愛用してます。
それが初めて自分で手に入れたアンティークでした。
ひとからひとへ、長い年月渡り歩くっていうのも素敵ですね。
私自身はちいさな雑貨を量産する側なんですけども。
世の中はもう十分すぎるくらいものに溢れてるわけで、
古いものの中から自分好みを見つけて、
使っているうちに愛着が湧いてっていうことに居心地の良さを感じてます。
昔は新しくてぴかぴか、モダンが好きだったんですけども。
自分自身に年季が入ってきたからなのか…(笑)
一枚目のミニチュア写真、綺麗に撮れてますねー!

jasminemikiさん
古い透かし入りのレードル、それはさぞ綺麗でしょうね!
私も以前はどちらかというと新品好きだったので、こんなに古いもの好きになるとは、自分でも意外です。
私の好きな「メイド・イン・フランス」のものが急速に消えて行くので、危機感を持って探し始めたのが蚤の市なんですが…古い物は大切にされたから残っているのであって、その「誰かに大切にされた感じ」が好きなんだなと、最近気付きました。
ミニチュア写真、久々にいいのが撮れて満足です、やっぱり人がたくさんいる所を俯瞰するのが一番ですね!

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