3連休の2日目の日曜日は、電車でパリ東郊外の町、Roissy-en-Brieへ。
スタンド数は400強、地域のお祭り兼バザーという雰囲気。
大きな公園で、町の子供たちが復活祭の卵(の形のチョコレート)探しにいそしんでいた。
ブロカントを見終わって駅に着けば、次の電車は30分後という表示。
日曜日の郊外線は、電車の本数が極端に少ないので注意。
長い待ち時間の後は電車とメトロを乗り継いで、パリ20区へ。
まずはPhilippe-Auguste大通り。
道の両側にひしめくスタンド、歩けど歩けど見終わらない。
空腹感が頂点に達し、目に入ったパン屋でサンドイッチを買おうと思ったら「日曜日だからサンドイッチは作らない」と。そりゃそうだね。
ショソン・オ・ポム(りんご煮入りのパイ)を1個買って、3ヶ所目のCours de Vincennesへ。
Cours de Vincennesではなんと、例の美味しいカレー屋に再会。
早速、サンドイッチAller-Retourを買って、日陰で食べる。
日曜日のブロカント3ヶ所での収穫。
石油ランプのミニチュアサイズ、手入れすれば使える状態。
高さ19cmとは、かわいすぎる!スズの鈍い色もいい。
アールデコ風の幾何学模様の、大きな楕円皿。
(以上、Roissy-en-Brie)
Air Franceのグレーの灰皿、再び。2つともGienのもの。
ビュヴァー(インク吸い取り紙)を2枚。
右の赤い方は、なぜか半分に切り取られていた。
(以上、Av. Philippe-Auguste)
特に古くはない真鍮製のスプーン、なんとなく気に入って購入。
極小サイズのトング!デュッセルドルフ旅行以来、気づけば常にトングを探している。ここまで小さいのは、ままごと用だと思う。
(以上、Cours de Vincennes)
そして、Cours de Vincennesでの最大の収穫は、Brûlot(ブリュロ)というカップ。
19世紀のもので、Sarreguemines窯の古い刻印がある。
分厚くてかなり重く、高台部分が内側に深くえぐられた不思議な姿。
最近ずっと探していたのだけれど、値段が高すぎたり模様が気に入らなかったりで、購入に至らなかった。
なぜブリュロのカップを探していたかと言うと、
すでに持っているこの小皿が、ブリュロの受け皿だと知っていたから。
去年Saint-Maurのブロカントに行った際、あるスタンドでCさんが買い物のオマケにともらったもの(受け皿だけあっても売れないから、と)。
中央にカップのすべり止めのくぼみがないので、和食器の小皿のようにも見えるのが特徴。
最近日本に帰国したCさんからこれを譲り受けたので、ぜひとも相棒のカップを見つけたい、と思っていたのだ。
もう、ぴったりすぎて感動!Cさん、見てる?とうとう見つかったよ!
このカップを使って飲む「ブリュロ」とはどのような飲み物か。
(以下、フランス語ウィキペディアより)
1. ぬるいコーヒーとコニャック少々をカップに注ぐ。
2. 受け皿の中央に、コニャックに浸した角砂糖を3つ置き、火を点ける。
3. ただちに受け皿にカップを載せる。
すると、カップの高台内部でコニャックが砂糖と一緒に燃えて、その熱でカップ中のコーヒーが温まる。
4. アルコールがすっかり飛んで火が消えたら、受け皿に残った液体もカップの中に入れる。
コニャック風味のコーヒー、ということか。
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